保育の方針 > 0、1、2歳児の保育

担当制保育

 ルンビニこども園の0、1、2歳児クラスでは、担当制保育(育児担当制)の保育を行っています。担当制保育では、お子さんに対して基本的に決まった担当の保育教諭が食事、着替え、排泄(おむつの交換)などをおこないます。保育教諭は、担当している一人ひとりのお子さんの発達段階や心理状況、生活リズムをより深く把握して丁寧に接することができますし、お子さんは、自分のことをよく理解してくれる担当の保育教諭にいつも関わってもらうことで、安心して園で生活することができます。

 乳児期に特定の大人(保育者)と愛着関係を結び、信頼関係を築くことは、自分を取り巻く世界に対する信頼感や生きる自信につながり、幼児期以降において開かれた仲間関係を築いていく上での基礎になると考えられています。

それぞれの生活リズムで

 この時期は同じクラス内でも、月齢などにより、一人ひとりの発達段階は様々ですし、生活リズムの違いも特に大きいものです。ルンビニこども園の担当制保育では、全員が一斉に食事や着替え、排泄をするのではなく、少人数ずつ行います。

 例えば、お子さんたちはそれぞれのご家庭で違う時間に朝食をとって登園してきます。お腹が空いてくる時間も違いますので、昼食の時間も早い朝食のお子さんは早い時間帯に、遅い朝食のお子さんは遅い時間帯にというように、一人ひとりの生活リズムに合わせて給食の時間を過ごします。

 給食の時は、基本的に0歳児クラスでは1人のお子さんに1人の担当保育教諭、1歳児クラスと2歳児クラスでは3人のお子さんに1人の担当保育教諭がかかわるようにしていますので、一人ひとりのお子さんを意識して、必要な援助をすることができます。2歳児クラスの終わり頃では、小グループに分かれて徐々に2階のランチルームでの給食も体験して、スムーズに進級できるよう援助していきます。

あそびの環境

 遊びの空間では、様々な保育教諭がお子さんの成長に関わります。月齢や発達に応じたあそびを提供するために、手や指を主に使うあそびと、体を思い切り動かすあそびをバランスよく取り入れた環境を準備して、心身の成長を促します。

 園庭には、0、1、2歳児クラス専用のお気に入りの砂場があり、また、屋内には雨の日にものびのびと体を動かして遊べる広いピロティがあって、0、1、2歳児専用のあそびのスペースとなっています。園庭、園舎ともに開放的な作りなので、3歳以上児さんが近くで元気よく遊んでいる姿やお部屋から聞こえてくる歌声などから良い刺激を受けて、新しい遊びにチャレンジしたり、歌を自然に覚えてしまったりする姿がみられます。

 室内は、肌触りが良く防音にも優れたコルクの床で、落ち着いた雰囲気の中で、遊んだりお昼寝できるように配慮しています。0歳児クラスの保育教諭は、定期的にベビーマッサージの講師に指導していただいて、ふれあい遊びの時間を大切にするよう心がけています。